和札日記:職人の未来
2010年10月29日 [日記]
職人醤油.comというサイトを運営されている方とはじめてお会いしました。
この方との出会いは、私が半年ほど前、
醤油のギフトをインターネットで購入したことから始まります。
職人に対するリスペクト
いい品物を売ろうとする姿勢
「高級品ではない」適正な価格
これらをモットーに職人醤油.comを運営しておられ、
フィールドは違えども和札のポリシーと同じものを感じました。
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着物に限らず、職人さんが口々に言うのは
「まっとうに商品を作っていても大量生産品にはかなわない」ということ。
これは醤油の世界も同様だそうです。
かと言って、ネットで直販なんて言語道断。
職人の方は、とかくウェブサイトで商品を売るということを嫌うとのことです。
今までは「売る」仕事は他にまかせておけばどんなものでも売れた時代でした。
けれでも、今はそんな簡単なことではありません。
ウェブで自ら商品を売っていくことも時には必要です。
問題は、作るブロは売り方が分からないため、どんなにいい商品でも埋もれてしまう
売るプロはどんなにクオリティーの低いものでも売ってしまう
ここに、ウェブのすごさと恐ろしさがあると思います。
なんでも作ります、では通用しない時代。
価格競争に巻き込まれず、「らしさ」を持って真摯にものづくりをしていくこと。
そして適正な価格で売って行くこと。
そのためのツールのしてのウェブサイト。
職人醤油.comはそういう意味でうまく機能しているな〜と思った次第です。
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あくまでも作り手が主役の和札。
作り手と売り手が同じ方向を向いて、いい仕事をしていきたいと
改めて思いました。
text by 鈴木晴奈
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