和札日記:「KATAGAMI style」〜世界が恋した日本のデザイン〜
2012年08月10日 [日記]
京都国立近代美術館で行われている
「KATAGAMI style」に行ってきました。
日本の型紙の歴史をはじめ、
型紙の模様から影響を受けた欧米の実際の家具や工芸品、テキスタイルなどが
型紙と一緒に並べられ紹介されていていました。
日本古来の型紙がいろんな国のデザインの装飾に
影響している様子が伝わってきてとても興味深い内容でした。
今日は、和札の名刺にもなっている型紙の「八重菊唐草」をご紹介。
こちらは和札にご協力いただいている近江染工さんの工房での様子です。
型友禅は、このように一反の端から端を固定し、
上に版を置いて色を載せて作業されています。
こちらは「八重菊唐草」の型紙です↓
この型紙から出来た和札の名刺は、2色展開となっています。
型紙のモチーフとなっている
姿、色、香りとすべてに優れた菊は、奈良時代から平安時代にかけて渡来。
多くの工芸品や絵画の題材に使われてきました。
現在はおめでたい吉祥紋様として季節を問わず好まれています。
この黄色とピンクの組み合わせは、実は若い女の子に一番人気の柄です↓
ブルーとグレーの組み合わせは、
今の季節にもぴったりの涼しげな色合いになっています。
シックな雰囲気のものが好きな方にもおすすめです↓
☆8月19日(日)まで京都国立近代美術館で行われている
『KATAGAMI style 世界が恋した日本のデザイン』
京都展のあとは、型紙の原点”伊勢型紙”発祥の地である三重県で
8月28日(火)から10月14日(日)まで行われるそうです。
http://katagami.exhn.jp/outline/index3.html
興味のある方はぜひ参加されてみてはいかがでしょうか☆